投稿者:Masuo君
投稿日:2003/10/30(Thu) 00:00 No.06 秋分の日を過ぎると一段の日が部屋の中に差し込んでくる感じです。読書の秋です。今「量子が見せる超常識の世界」と言うサイエンス誌を夢中で読んでいます。
少しご紹介しますと、時は1927年、若干25歳のハイゼンベルグは「不確定性原理」を発表します。これが後に量子論の根本精神となった言っても過言ではありません。実は20世紀の文化発展に最も寄与したのがこの量子論であり、トランジスタ、集積回路、レーザー(CD、DVD)、医療用MRIなど、数え挙げたら切りがありません。デジカメの撮像素子だって、この産物です。
これに対しアインシュタインの有名な言葉に「神はサイコロを振らない」と言ったのが有名です。量子力学の世界も美しい式で表現したかったアインシュタインでしたがその後の実験でもことごとく量子の振舞いは不確定性原理を否定できないのです。ハイゼンベルグは周囲の反対があっても自論を修正しなかったそうです。当時の世界に僕がいたならギャンブル嫌いの僕はアインシュタインを支持したと思います。信念を曲げない彼を大いに尊敬します!
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